ヘッドロックタイプの結束バンドの特徴と用いる現場

通常の結束バンドは、塩化ビニール製の長さ10cm程度の製品となっています。電気ケーブルを束ねる用途でしか使用されないため、塩化ビニール製でもなんら問題はありません。昨今は一般家庭でも使用されるようになり、フックや園芸用の支柱を固定するための部品として使用されることもあります。これらもさほど強度が必要ではないので、併用することは十分に可能です。

結束バンドは建設業界でも活用されている部品で、ヘッドロックタイプというものが主流です。このバンドは一般的な塩化ビニール製ではなくステンレス製となっており、長さ30cm・幅12cmの大きなバンドになっています。1本で約100kgまでの荷重に耐えられるため、鉄骨や足場の仮留めにできるものです。足場の仮留めにはヘッドロックタイプの特徴であるナットでバンドを固定して使用するのが特徴で、強風等が吹き付けても足場をしっかりと固定することが可能です。

ヘッドロックタイプの結束バンドは、最近では沿岸部に設けられているソーラーファームでも使用され始めました。沿岸部の場合、潮風が吹き付けるため通常の結束バンドではすぐに劣化をしてしまいます。しかしステンレス製であれば塩害を防ぐことができ、荷重のあるソーラーパネルを固定するのに役立つという訳です。ヘッドロックはナットのトルク軸を調整することもでき、ソーラーパネルのメンテナンス時は簡単にトルクレンチを用いて取り外すことも可能です。

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