結束バンドの最短の長さは80mmから

結束バンドとは複数のケーブルを束ねたり整えたりする樹脂製の配線材料のことで英語圏ではケーブルタイと表記されており、国内では結束帯や結束タイ及び配線バンドとも呼ばれています。樹脂の柔らかい特性を活かして束ねるため劣化しにくく、束ねたケーブルがバラバラになりにくいので作業現場ではとても重宝し、近年はパソコンの配線ケーブルを束ねるために企業や個人の自宅でも需要が高まっている配線材料です。素材は加工しやすく安価な66ナイロンが一般的で46ナイロンや9Tナイロン、酸やアルカリといった薬品に強いふっ素樹脂やポリプロピレン、絶縁性や耐放射線性に優れたポリエーテルエーテルケトンやポリアセタールなどの樹脂を素材にした結束バンドもあります。電線など地下や海底へ長期にわたって埋没するケーブルの結束には、厳しい条件でも使用に耐えられるステンレス製の結束バンドがあり、耐候性や耐食性及び耐火性や耐熱性に優れているので劣化しにくいのが特徴です。

樹脂は色を付けやすいのでケーブルごとに色分けして結束させたり、暗闇で光る畜光タイプの結束バンドを使用したりすることで作業効率を向上させることもできます。結束バンドのサイズは100mmと150mm、200mmと250mmの4種類がもっともポピュラーで下は80mmが最短の長さです。ケーブルをまとめる配線材料のためこれ以上短いと束ねられないからで、上は無限に長いバンドがあります。

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