信号名や配線先を明確にする線名札

設備機器のメンテナンスを行う場合、シャーシーを開けて内部の配線を確認することがあります。配線は色分けされていて目に見えているものがどこに接続されているのか追いかけるときなど便利です。一般的にメンテナンスの際には修理用のマニュアルなどを活用して作業を進めることになりますが、配線が多いものなどはマニュアルだけでは作業性が悪く、それぞれの結線がどのような信号が流れているのか線名札を付けていることも少なくありません。配電盤などでも線名札が付いていて、どこから来ているものでどのような場所に接続しているのか、信号名を見ることでわかりますし、この名称と修理用のマニュアルを照らし合わせれば作業時間の短縮やメンテナンスの品質も高くなるなどのメリットも出て来ます。

線名札は、マジックインキのペンなどを使って作業者記入するタイプと印刷されているものを製造メーカが札を取り付けるケースがあります。印刷されているものは記入する手間を省けますが、工場内で利用する設備機器などの場合、オイルミストなどの影響で札に記載してある文字が見えなくなることもあるので注意が必要です。オイルミストはわずかな隙間からでも入り込み、設備機器内部のプリント基板や各種部品にオイル成分を付着させる、長く使っている場合などでは油まみれになっていて故障や誤動作の原因になることもあります。メンテナンスの際に油などで線名札が汚れていた場合、安易にシンナーなどの用剤で拭き取らないようしましょう。

線名札のことならこちら

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *